メルシー笑クラブとは

 

 皆さんは何か手品をされますか。また、目の前で見たことがありますか。香川大学では手品同好会「メルシー笑クラブ」が発足され、現在は20名前後の人数で活動を続けています。 ところで、メルシー(仏語のありがとう)には、次のような思いと願いをこめてつけました。手品は演者(する人)と観客(見る人)をつなぐことができるもので、演者から観客へ手で行い相手に届ける品物、所謂手の品、観客に喜んでいただくことで演者も喜びを得る、つまり、ありがとうの気持ちや拍手で互いの心のふれあいや交流を図られるコミュニケーションともなります。演者は観客に対して見てくださることへの感謝の気持ちをもちながら、観客も演者へ感謝の気持ちをこめた拍手を通して、まさに喜びと充実感の共有が得られて、互いに笑顔が生まれてほしいと考えています。  

〜メルシー笑クラブ終身名誉顧問より抜粋〜

 

   

 

 子どもたちの前で手品をすることも多くありますが、その際に私たちが大切に伝えようとしていることは「考えることの愉しさ」です。目の前で起こる現象に「なぜだろう、どうしてそうなるのだろう?」と、ふしぎだなぁと感じる心を忘れないでほしいのです。

 私たちは、日々の生活の中で多くの不思議な現象を当たり前のように感じていることはないでしょうか。「なぜ、どうして」の心が萎まないように感性と好奇心をいつまでも持ち続けてほしいものです。そのようなことから、「もしかして・・・かな?」といった予想や仮説が生まれたり、知りたい・やってみたいという興味関心や好奇心が遊びや学習の中でも生かされてくるはずです。

  私たちもこの「なぜ・どうして」の心を忘れずに、「考える」ことの愉しさを味わいながら過ごしていきたいと思います。

inserted by FC2 system